更新日:2023年10月30日

公開日:2016年5月10日

スマートグラフト(SmartGraft)植毛のメリットはなに?

スマートグラフト自毛植毛で使う機械

 

機械を使うスマートグラフト自毛植毛には3つのメリットがあります。

 

  • メスを使う必要がない
  • 採取した毛包をそのまま冷却して鮮度を保てる
  • 毛包の採取に関してはドクターの腕に左右されない

 

スマートグラフト最大の特徴は、移植するための毛包の採取と同時に冷却して保存できることにあります。定着率に直結する毛包の鮮度ですが、採取と冷却を同時におこなうことで鮮度が高い状態で植え込みを待つことができるようになっています。

 

スマートグラフト自毛植毛のデメリットはなに?

スマートグラフト自毛植毛は、機械で手術をするというよりも毛包を採取するための道具です。そして、デメリットとして以下のような3つのことがあげられます。

 

  • 機械でできる工程はドナーの採取のみ
  • 価格設定が高め
  • 取り扱っているクリニックが少ない

 

機械を使う植毛は、価格設定が安くなっているクリニックが多い中、SmartGraftを取り扱うクリニックの価格設定は高めになっています。

 

通常、植毛の機械は、手術の工程を自動化することで人件費をおさえられるのに対して、スマートグラフト植毛は、ドクターが手作業で手術するのと変わらないので、機械代だけが費用に乗ってしまうのが理由でしょう。

 

スマートグラフト植毛を開発した会社はどこ?

開発した会社は、アメリカにある、CLARION medical technologies社です。

 

アメリカでは高い評価を受けているスマートグラフト自毛植毛ですが、日本ではまだ取り扱っているクリニックが少なく、今後取り扱うクリニックが増えるかどうかには微妙です。

 

スマートグラフト植毛のなにがいいのか?

機械を使う植毛というと、すべて機械で手術するイメージがありますが、実際はそうではありません。特にこのスマートグラフト植毛は、機械というよりも医師が使う道具の名前なので、自動で手術ができるわけではないんです。

 

では、このスマートグラフト植毛を使うと何がいいのかと言うと、毛包を採取した時にそのまま自動的に冷却保存ができることです。

 

移植する毛包を採取したときに、そのまま適切な温度で保存することで、鮮度が高い状態での移植が可能になります。

 

スマートグラフト植毛を取り扱うクリニック

クリニック名 所在地
湘南美容クリニック 仙台・新宿・大阪・福岡
美容外科南クリニック 渋谷・名古屋
さわこ形成外科クリニック 神戸市

 

日本全国でもスマートグラフト植毛を導入しているクリニックは上の表の3つのクリニックしかありません。

 

1000株(約2500本)参考費用
クリニック名 税抜き費用(1本あたり)
湘南美容クリニック 880,000円(352円)
さわこ形成外科クリニック 1,083,240円(433円)
美容外科南クリニック 1,300,000円(520円)

 

スマートグラフト植毛のまとめ

スマートグラフト植毛の術式はFUE法(メスを使わない術式)になります。そして、医師の使う道具の名前と覚えておくとわかりやすいです。

 

最大のメリットは、採取した毛包をそのまま冷却保存できることですが、この術式以外を取り扱うクリニックでも採取した毛包の取り扱いは手術後の定着率に大きな影響があるので慎重です。

 

ないよりはいいですが、冷却する機能が必ず必要であるかを考えると疑問が残ります。

 

さらに、スマートグラフト植毛の費用の価格帯は、大手植毛専門院の手作業で行う費用と大きな違いはありません。はっきり言ってこの金額を出すのなら大手植毛専門クリニックで、場所も、新宿・大阪・名古屋・福岡の中から選べる方が植毛成功の近道です。

 

 

植毛専門クリニックの詳細情報

 

↓↓↓

 

【最新の植毛クリニックランキング】

 

植毛の術式に関連するおすすめ記事

植毛を取り扱うクリニックはすべてが同じ術式なわけではありません。クリニックによっては独自の術式を採用していることもあるので参考にしてみてください。

 

 

 

植毛を取り扱うクリニックの一覧

TOPへ